パテ・オーイーエム(PATE-OEM)は、健康食品の特許調査専門店です。
抹茶(飲料)(原料,原材料,組成物,配合,製造,製法,加工方法,製造機器,剤型,包装,パッケージ 等)に関連する特許情報にご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
抹茶関係の特許調査方法(特許分類と検索式)
抹茶関係の特許分類とその説明
抹茶やその製造プロセスに関連する特許は、食品加工、抽出技術、包装技術、製造機械など多岐にわたる技術をカバーしています。ここでは、特に抹茶関連の特許でよく使われる10つの特許分類について説明します。
A23F - コーヒー、茶、またはその代替品の製造、調製、または保存に関するもの
A23Fは、コーヒー、茶、その代替品の製造、調製または保存に関する特許分類で、抹茶の製造プロセスや品質保持方法などが含まれます。この分類には、蒸し、乾燥、粉砕などの製造工程や、抹茶の鮮度や風味を維持するための包装技術が含まれています。
B02C - 粉砕、粉末化、またはパルプ化用の装置
B02Cは、物質を粉砕、粉末化、またはパルプ化する装置に関する特許分類で、抹茶の粉末状態への加工に使用される石臼やミルなどの設計や改良が含まれます。特に微細な粉末を均一に生成する技術が重要視されています。
A23L - 人間用または動物用の食品または食品原料; その製造、調製または保存
A23Lは、食品や食品原料の製造、調製、保存に関する特許分類で、抹茶を使用した食品や飲料の製造法、抹茶の機能性を活かした製品開発が主な焦点です。ここには、抹茶を活用した健康食品やスナック、飲料の開発も含まれています。
B65D - 容器または包装; 包装素材の取扱; 包装用の素材
B65Dは、商品を保護・輸送するための容器や包装技術に関する特許分類です。抹茶の鮮度と風味を保持するための革新的な包装方法や素材が含まれます。たとえば、光や酸素を遮断する特殊な包装材料がこの分類に該当します。
C11B - 植物または動物の脂肪、油から製品を抽出または精製する方法
C11Bは、植物からの抽出物の精製方法に関する特許分類で、抹茶の有効成分を効率的に抽出する技術やその精製プロセスが含まれます。例えば、抹茶から抗酸化成分を抽出するための新しい方法がこのカテゴリーに属します。
A23G - ココア; ココア製品, 例. チョコレート; その代替品
A23Gは、ココアやチョコレート製品の製造に関する特許分類ですが、抹茶を含むチョコレート製品の製造方法も含まれます。抹茶フレーバーのチョコレートバーや抹茶を利用したコンフェクショナリー商品の開発が該当します。
A61K - 医薬品、医療または化粧品の組成物
A61Kは、医薬品や化粧品の組成物に関する特許分類で、抹茶の抗酸化特性やその他の健康効果を活かした製品の開発が含まれます。これには、抹茶を活用したスキンケア製品や栄養補助食品が含まれています。
A47J - 台所用具; コーヒーまたは茶の製造用具
A47Jは、台所用具やコーヒーや茶の製造用具に関する特許分類で、抹茶を準備するための特別な道具や器具、例えば抹茶を点てるための改良された茶筅や茶碗が該当します。
C12N - 微生物または酵素; その組成物
C12Nは、微生物や酵素を利用した製品に関する特許分類で、抹茶の品質向上や機能性強化を目指した発酵プロセスや微生物利用技術が含まれます。たとえば、抹茶の風味を向上させる微生物の選定や培養方法がこの分類に属します。
F26B - 物質の乾燥; 乾燥装置
F26Bは、物質の乾燥技術や乾燥装置に関する特許分類で、抹茶の製造過程における葉の乾燥方法やそれに用いる装置の技術革新が含まれます。抹茶の品質を左右する重要な工程であるため、効率的かつ品質を保持する乾燥技術が開発されています。
抹茶関連の特許調査と検索式
抹茶を使用した製品やその製造プロセスに関する特許調査は、新製品の開発や市場競争力の確保のために重要です。以下に5つの異なる調査範囲とそれに対応する検索式例、および検索式の説明を示します。
1. 抹茶の栽培技術に関する特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶の栽培、特に遮光技術や土壌改良方法に焦点を当てた特許調査を行います。この分野では、抹茶の品質に影響を与える栽培条件や環境管理技術が重要となります。
・検索式例:
(IPC=A01G9/24 OR IPC=A01G9/10) AND (抹茶 AND 栽培 AND 遮光 OR 土壌改良)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶の栽培に関連する特許文書を対象としており、国際特許分類(IPC)コードA01G9/24(遮光装置)、A01G9/10(土壌改良技術)を中心に、抹茶の栽培、遮光、土壌改良といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の品質を高める栽培技術や環境管理の方法に関する特許を効果的に収集することができます。
2. 抹茶加工技術に関する特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶の加工プロセス、特に乾燥や粉砕の技術を調査対象とします。この技術は抹茶の品質を直接的に決定する要素であり、保存性や色合いに影響を与える可能性があります。
・検索式例:
(IPC=A23F3/10 OR IPC=A23L2/02) AND (抹茶 AND 加工 AND 乾燥 OR 粉砕)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶の加工に関する特許文書を対象としており、IPCコードA23F3/10(茶の加工)、A23L2/02(飲料の製造)を基に、抹茶の加工、乾燥、粉砕といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の製造過程における技術革新や品質向上に寄与する特許情報を得ることができます。
3. 抹茶を使用した飲料製品に関する特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶を基にした飲料製品、特に新しい味や機能性飲料に関する特許を調査します。健康志向の高まりに応じた機能性やフレーバーの革新が重要視されています。
・検索式例:
(IPC=A23L2/38 OR IPC=A23L2/02) AND (抹茶 AND 飲料 AND 機能性 OR 新フレーバー)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶を利用した飲料製品に関する特許文書を対象としており、IPCコードA23L2/38(機能性飲料)、A23L2/02(飲料の製造)を基に、抹茶、飲料、機能性、新フレーバーといったキーワードを含んでいます。これにより、消費者の健康や嗜好に応じた新しい抹茶飲料の開発に関する特許情報を把握することができます。
4. 抹茶を含む健康食品に関する特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶を活用した健康食品やサプリメントの開発に関する特許調査を行います。抹茶の抗酸化物質やその他の健康効果を利用した製品が対象です。
・検索式例:
(IPC=A61K36/00 OR IPC=A23L33/00) AND (抹茶 AND 健康食品 OR サプリメント)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶を含む健康食品やサプリメントに関する特許文書を対象としており、IPCコードA61K36/00(薬用植物)、A23L33/00(特定の健康効果を持つ食品)を基に、抹茶、健康食品、サプリメントといったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の健康効果を活用した新製品の開発に関する特許情報を収集することができます。
5. 抹茶を利用した化粧品に関する特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶の抗酸化特性を活用した化粧品の開発に関する特許を調査します。特にスキンケア製品での使用が対象です。
・検索式例:
(IPC=A61K8/97 OR IPC=A61Q19/00) AND (抹茶 AND 化粧品 AND 抗酸化)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶を活用した化粧品に関する特許文書を対象としており、IPCコードA61K8/97(植物またはそのエキスを含む化粧品組成物)、A61Q19/00(スキンケア製品)を基に、抹茶、化粧品、抗酸化といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の自然な特性を利用した化粧品の新たな応用に関する特許情報を得ることが可能となります。
6. 抹茶の保存技術に関する特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶の長期保存に有効な技術や方法を対象とした特許調査。特に酸化防止や鮮度維持技術が重要です。
・検索式例:
(IPC=A23B7/00 OR IPC=A23L3/00) AND (抹茶 AND 保存技術 AND 酸化防止 OR 鮮度維持)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶の保存技術に関する特許文書を対象としており、IPCコードA23B7/00(食品の保存方法)、A23L3/00(食品保存における物理的手法)を基に、抹茶、保存技術、酸化防止、鮮度維持といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の品質と風味を長期にわたって保持する技術に関する特許情報を効果的に収集することが可能です。
7. 抹茶を活用した菓子製品の特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶を用いた新しい菓子製品の開発に関する特許調査。抹茶の味わいや色を活かした製品が対象です。
・検索式例:
(IPC=A21D2/00 OR IPC=A23G3/00) AND (抹茶 AND 菓子 AND 新製品開発)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶を含む菓子製品に関する特許文書を対象としており、IPCコードA21D2/00(焼き菓子製造用の材料)、A23G3/00(キャンディーなどの甘味菓子の製造)を基に、抹茶、菓子、新製品開発といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶を利用した革新的な菓子製品の特許情報を収集することができます。
8. 抹茶を利用した健康志向食品の特許調査と検索式
・調査範囲:
健康への効能を謳う抹茶を含む食品に関する特許調査。抹茶の抗酸化性やその他の健康効果を活用した製品が対象です。
・検索式例:
(IPC=A23L33/00 OR IPC=A61K31/00) AND (抹茶 AND 健康 AND 抗酸化 OR 健康効果)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶を活用した健康志向食品に関する特許文書を対象としており、IPCコードA23L33/00(特定の健康効果を持つ食品)、A61K31/00(医薬用化合物)を基に、抹茶、健康、抗酸化、健康効果といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の健康効果を前面に出した新しい食品製品の開発に関する特許情報を収集することができます。
9. 抹茶の配合技術に関する特許調査と検索式
・調査範囲:
様々な食品や飲料に抹茶を効果的に配合する技術に関する特許調査。抹茶の味や香りを損なわない配合技術が重要です。
・検索式例:
(IPC=A23L2/00 OR IPC=A23F3/34) AND (抹茶 AND 配合技術 AND 食品 OR 飲料)
・検索式の説明:
この検索式は、食品や飲料への抹茶の配合技術に関する特許文書を対象としており、IPCコードA23L2/00(食品、飲料の製造)、A23F3/34(茶の配合)を基に、抹茶、配合技術、食品、飲料といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の風味を最大限に活かす配合方法に関する特許情報を収集することができます。
10. 抹茶を活用した繊維製品の特許調査と検索式
・調査範囲:
抹茶の自然な色や抗菌性を活用した繊維製品の開発に関する特許調査。衣料品や家庭用品への応用が対象です。
・検索式例:
(IPC=D06M11/00 OR IPC=A41D31/00) AND (抹茶 AND 繊維製品 AND 抗菌 OR 自然色)
・検索式の説明:
この検索式は、抹茶を含む繊維製品に関する特許文書を対象としており、IPCコードD06M11/00(繊維への特殊加工)、A41D31/00(特殊な衣料品)を基に、抹茶、繊維製品、抗菌、自然色といったキーワードを含んでいます。これにより、抹茶の特性を活用した繊維製品の開発に関する革新的な特許情報を効果的に収集することが可能です。
抹茶(飲料)の特許種類
抹茶を使用した飲料に関連する特許は、製造方法、配合、保存技術、抽出方法など多岐にわたります。抹茶の独特な風味、色、健康効果を保持しつつ、新しい消費者体験を提供するために、飲料業界は様々な革新的な技術を開発しています。例えば、抹茶の鮮やかな緑色を長期間保持するための特殊な加工技術や、抹茶の苦味を抑えながら健康成分を最大限に引き出すための冷水抽出法などが特許として登録されています。また、抹茶を含む飲料の保存性を高めるために、特定のpH調整剤や天然保存料の使用方法が考案されていることもあります。さらに、抹茶の風味を損なわずに即席で楽しめる粉末タイプの飲料や、様々な風味が楽しめる抹茶ベースのフレーバードリンクなど、使用者の利便性や好みに合わせた製品開発も進んでいます。これらの特許は、抹茶の伝統的な魅力を保ちつつ、現代の飲料市場における新しいニーズに応えるための技術的進歩を示しており、抹茶飲料の多様化と市場の拡大に大きく寄与しています。
抹茶(飲料)の原材料に関する特許
抹茶を原材料とした飲料に関する特許は、抹茶そのものの品質向上、抹茶の風味や色彩を活かした飲料の開発、健康効果を高める成分の配合など、様々なアプローチで展開されています。抹茶の原材料に関連する特許では、特定の栽培方法や加工技術を用いて、抹茶特有の苦味や渋味を抑えつつ、旨味や甘味、香りを強化する方法が考案されています。これには、茶葉の選定、茶園での遮光栽培、収穫後の茶葉の処理方法など、抹茶の品質に影響を与える様々な要素が含まれます。さらに、抹茶の健康効果を飲料に活かすため、カテキンやテアニンなどの有効成分を効率良く抽出し、これらの成分の酸化を防ぐパッケージング技術や保存方法も特許化されています。また、抹茶飲料の味わいや香りを多様化させるために、抹茶と相性の良い他の天然成分や香料、甘味料を組み合わせたレシピも特許として登録されることがあります。このように、抹茶を原材料とした飲料に関連する特許は、抹茶の伝統的な魅力を現代の技術でさらに引き出し、より広い消費者層に受け入れられる製品の開発を促進しています。これらの技術的な進歩は、抹茶の新たな可能性を探求し、世界中で抹茶文化を広める上で重要な役割を果たしています。
抹茶(飲料)の製造方法に関する特許
抹茶を用いた飲料の製造方法に関連する特許は、抹茶の風味、色、栄養価を最大限に引き出しつつ、消費者に新しい味わいや体験を提供することを目的としています。これらの特許では、抹茶の粉末を効率的に水や他の液体に溶解させる方法、抹茶の苦味や渋味を抑える加工技術、抹茶特有の鮮やかな緑色を長期間維持するための処理方法などが開発されています。例えば、抹茶粉末と水を高速で撹拌し、エアレーションを行うことで、滑らかでクリーミーな泡立ちを持つ抹茶飲料を製造する技術や、特定の温度管理下での抹茶の抽出方法を用いて、抹茶の旨味成分を最大限に引き出しながら不要な苦味や渋味を抑制する技術が特許として登録されています。また、抹茶と他の成分との組み合わせを最適化し、健康効果を高めるとともに、味や香りのバランスを向上させる製造方法も考案されています。これには、天然甘味料、果実エキス、乳製品、または植物性ミルクと抹茶を組み合わせることで、さまざまな口当たりや風味のバリエーションを生み出す方法が含まれます。抹茶飲料の製造方法に関するこれらの特許は、伝統的な抹茶の魅力を保ちながら、現代の技術とイノベーションを取り入れることで、幅広い消費者の好みに応える多様な製品を生み出すことを可能にしています。
抹茶(飲料)を製造する機械に関する特許
抹茶飲料を製造するための機械に関連する特許では、抹茶の粉末を均一に混ぜ合わせ、効率的に抽出し、品質を維持しながら大量生産を可能にする様々な技術が開発されています。これらの特許には、粉末の抹茶と水または他の液体を効率的に混合するための機械、抹茶の風味と色を損なうことなく迅速に抽出するための装置、抹茶飲料の泡立ちやテクスチャーを向上させるための特殊な撹拌機構を備えた機械などが含まれます。特に、微細な粉末状の抹茶を均一に溶解させることは技術的に挑戦的であり、この問題を解決するために高圧ジェットや超音波を用いた混合技術が特許化されています。これらの技術は、抹茶の粉末を効果的に水に分散させ、抹茶固有の滑らかな口当たりと豊かな風味を実現します。また、抹茶飲料の製造過程で酸化を防ぎ、鮮やかな緑色を保持するための機械内での酸素排除技術も特許として登録されており、これにより抹茶飲料の品質と鮮度が長期間維持されます。さらに、抹茶飲料の製造における省エネルギーと生産効率を高めるための自動化された生産ラインも開発されており、これには正確な計量、混合、包装が一連の流れで行われるシステムが含まれます。これらの特許された機械やシステムは、抹茶飲料の製造プロセスを革新し、高品質な製品を安定して供給することを可能にしています。
抹茶(飲料)の特許調査
抹茶を用いた飲料に関連する特許調査を行う際には、抹茶の製造方法、原材料の品質改善、製品の保存技術、新しい飲料の開発など、多岐にわたる側面を考慮する必要があります。このような調査では、まず、世界各国の特許データベースを用いて、抹茶飲料に関連する特許を検索します。この過程では、キーワード検索や分類コード検索を駆使して、関連する特許文献を広範囲にわたって収集することが重要です。抹茶飲料に関連する特許は、食品加工技術、化学的保存方法、抽出技術、包装技術など、多様な技術分野にまたがっているため、特許調査は非常に複雑になることがあります。収集した特許文献を分析する際には、抹茶の品質を向上させる新しい栽培方法や加工技術、抹茶の風味や色を長期間保持するための特殊な処理方法、消費者の健康や嗜好に応える新しい飲料の配合など、イノベーションのポイントを特定することが求められます。さらに、特許の有効性、特許家族の調査、引用されている先行技術の分析などを通じて、特許の範囲や新規性、技術的な進歩度を評価します。このような詳細な調査と分析を行うことで、抹茶飲料市場における技術的なトレンドや競争状況を理解し、新しい製品開発や事業戦略の立案に役立てることができます。特許調査は、抹茶飲料に関連する技術の進化を追跡し、将来のイノベーションの方向性を予測するためにも不可欠であり、この分野における研究開発や事業展開を進める上で重要な基盤となります。